介護施設における見守りは利用者の健康と安全を確保すること

介護施設における見守りの目的は「事故を未然に防ぐ」「急変への備え」「利用者の能力を引き出す」の3つです。利用者の行動や言動を観察しているのであって、監視しているわけではないので注意してくださいね。

利用者1人ひとりの特性を理解し、見守る目的を明確にすることが大切ですよ。また、行動や動作を予測できれば早めに行動できるので、事故を未然に防げます。スタッフ同士で声をかけ合いながら利用者を見守っていきましょう！

利用者の状態や行動を観察するときは、じっと見たり、一方向を見過ぎたりしないように注意してくださいね。その視線に意味があると感じて不安になったり、不快に感じたりすることがあります。適切な距離を保ちましょう。

最初の対応がその後の回復に大きく影響するため、まずは落ち着きましょう！意識がないと慌ててしまいますが、決して体をゆすってはいけませんよ。かえって状況が悪化してしまいます。他の介護士と協力しながら迅速に対応してくださいね。